「脳筋」は誉め言葉!筋トレが脳と心に与える科学的な効果

トレーニング科学

レスリングをやっていると、
一度はこんな言葉を投げかけられたことがあるかもしれません。

「レスラーって、脳筋だよね?」

正直、
「くそー」と思ったことがある人もいるでしょう。
あるいは、笑って受け流した人もいるかもしれません。

では、そもそも──
「脳筋」とは本当に悪いことなのでしょうか?


「脳筋」は本当に考えていないのか?

そんな問いに正面から向き合った書籍が、最近出版されました。

『人生を変える無敵の生き方 脳筋最強宣言』

タイトルだけを見ると、
勢い重視の自己啓発書のように感じるかもしれません。

しかし実際の内容は、筋力トレーニングが人の心や脳に与える影響を、

対話形式で
コミカルに
研究論文を紹介しながら
比較的冷静に

整理したものでした。

本書では、「脳筋」を
単なる根性論や思考停止した状態としてではなく、
身体を鍛えることが人間の認知や感情にどう作用するのか
という視点から捉え直しています。


書籍が示していた、筋トレの意外なメリット

本書の中で紹介されていた、
筋力トレーニングのメリットをいくつか整理してみます。

① 抑うつなど、ネガティブな感情の緩和

筋力トレーニングは、
抑うつ感や不安感といったネガティブな感情の軽減に
つながる可能性が示されています。

「気合が入る」という話ではなく、
神経伝達物質やホルモンの変化を通じて、
心理状態そのものに影響を及ぼす点が特徴です。

② 記憶力など、脳機能へのポジティブな影響

筋トレは、
記憶力や認知機能といった脳機能にも
良い影響を与える可能性があります。

有酸素運動だけでなく、
レジスタンストレーニングでも
同様の効果が報告されている点は興味深いところです。

③ 集中力・注意力の向上

継続的な筋力トレーニングは、
集中力や注意の持続といった、
日常生活や仕事にも直結する能力にも
プラスに働くことが示されています。

「考えられなくなる」のではなく、
余計なことに気を取られにくくなる
と表現したほうが近いかもしれません。

④ 筋肉量が多いほど、脳の加齢が遅い

特に印象的だったのは、
筋肉量が多い人ほど、脳の加齢が遅い可能性がある
という点です。

筋肉は単なる運動器ではなく、
脳と相互に影響し合う器官として捉えられており、
筋量の維持が長期的な脳の健康にも関係している、
という視点が示されていました。
これ以外にも多数の筋トレのメリットが紹介されていますので、もっと詳しいことを知りたい方はぜひ書籍を手に取ってみてください!


レスリングに当てはめて考えてみると…

ここまで読むと、
こんなことを思った人もいるかもしれません。

「レスラーって、そもそも筋肉量多くない?」(笑)

レスリングは、
高強度な全身運動を伴う競技です。
冷静に考えると、
ほぼ毎日、全身の筋力トレーニングをしているようなもの
とも言えます。

つまり、本書で紹介されている
筋トレのメリットは、
レスリングを続けることによっても
自然に得られている可能性がある、ということです。


「脳筋」は、考えていないという意味ではない

ここで、最初の問いに戻ります。

「脳筋=考えていない人」
というイメージは、本当に正しいのでしょうか。

筋力トレーニングや高強度な運動は、
感情の安定、集中力、記憶機能、
さらには脳の加齢にまで関与する可能性があります。

つまり「脳筋」とは、
思考を放棄している状態ではなく、
余計な迷いを減らし、必要な判断を素早く行える状態
とも言い換えられます。

そう考えると、「脳筋」は悪口ではなく、
高度に鍛えられた思考と身体の統合を表す、誉め言葉
なのかもしれません。


おわりに(少しだけ裏話)

ちなみに本書の著者の一人である曽我さんは、
私にとって共同研究者であり、
日頃から大変お世話になっている方です。

研究者として非常に優秀で、パワーリフティングの大会にも出場されています。そろそろボディビルの大会に出るといううわさも聞いております…(笑)

まさに、
「脳筋最強宣言」を体現している人物だと感じています。(笑)


「レスラーって脳筋だよね?」
もしまたそう言われることがあったら、
胸を張って、
「ありがとうございます!」といいましょう!
そしてみなさん、レスリング始めましょう!(笑)
私の文面も脳筋感がにじみ出てきたので今日はこの辺で終わりにします。(笑)

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