レスリングを「科学する本」を書いた理由|強さの本質を言語化する試み

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「レスリングを科学する意味って、本当にあるのか?」

正直、そんなふうに思うこともありました。

現役のときも、指導者になってからも、ずっと考えていたことがあります。
強い選手はたしかに強い。でも、
「なぜ強いのか」をちゃんと言葉にできる人って、意外と少ない。

感覚、センス、タイミング……。
そういう言葉で済まされることが多く、もちろんそのような要素も大きく関係していると思います。私自身、「やっぱセンスって関係あるよな…。」と思うことも正直あります。
ただ、「本当にそれでいいのかな?どうにか強い人の共通点を見つけられないかな?」と自分の中で引っかかるところがありました。

勝った選手が正しい世界

レスリングって、陸上や水泳のような”タイム”という絶対的な指標がないため、
「勝った選手が正しい」世界です。

遠くから一気に飛び込む選手もいれば、
密着してからの展開を好む選手もいる。
スタイルも勝ち方もバラバラ。

だからこそ、
「何が強さなのか」を科学するのはめちゃくちゃ難しいのが正直なところです。

でも、だからこそ、やってみる価値がある。
勝ち方が多様だからこそ、見えてくる本質があるんじゃないか。
そう思うようになりました。

本に込めた想い

2025年12月、Kindleで出版予定の
『日本レスリングの強さを解剖する』

この本では、レスリングの技術、戦術、歴史を交えながら、
「なぜ日本のレスリングは強いのか」
「強い選手って、何が違うのか」
を、できるだけ言葉とデータで掘り下げていきます。

もちろん、レスリングの技術に関しては、
素晴らしい実績を持った選手・指導者が執筆した良書がすでにたくさんあります。
細かい技術解説については、そうした本を参照してほしいと思っています。

私が注目したのは、レスリング全体を俯瞰し、
「歴史」「身体組成」「トレーニング論」といった広い視点から、
そして特に
「反射」
「組手の考え方」
「戦術」
といった**“見えにくい要素”**に焦点をあてた本が、ほとんど存在しないということでした。

だからこそ、この本では、
レスリングの強さを科学的に読み解くことに挑戦していきます。

正直、完璧な答えは出ないかもしれない。
しかし、難しいチャレンジだからこそ、挑戦する価値があると信じています。

最後に

もし、「レスリングを科学するって面白そうだな」って少しでも思ってもらえたら、すごく嬉しいです。

このnoteでは、本の裏話や、レスリングの見えない技術について、これからもいろいろ発信していきます。

これからもよろしくお願いします!

📖 書籍『レスリングを探求する』2026年9月 Kindle出版予定

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English version
https://note.com/wrestlinglab_jp/n/ne2a10c20c41b?sub_rt=share_pw

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