レスリングを探求する(プレビュー)

書籍『レスリングを探求する ― 科学と現場が導き出す「答えのない競技」の解剖図鑑』表紙
BOOK · 2026.09 / ANATOMY OF WRESTLING

科学と現場で、レスリングを読み解く。

データと現場が、考えるヒントをくれる一冊。

勘と経験だけに頼らない。レスリングを“探求”するための、新しい地図。

2026年9月発売予定(Kindle) 南山大学講師伊藤 奨ITO SHO
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科学と現場が導き出す「答えのない競技」の解剖図鑑
Anatomy of the Unanswerable
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伊藤奨
FROM THE AUTHOR · 著者より

この本は、現場で重要とされている経験的な知見に対して、論文に書かれている科学的な知見を関連させていくことで、よりレスリングの面白さ、楽しさを理解してもらうための一冊です。選手として、コーチとして、研究者として、十数年レスリングを見続けてきて、それでもわからないことの方が多い、というのが正直なところです。だからこそ、わかっていることとわかっていないことの輪郭を、できるだけ正確に書きたいと思いました。読み終えたあとに「考える材料が少しでも増えた」と感じてもらえれば、書き手としてそれ以上のことはありません。

伊藤奨 — ITO SHO

「現場の感覚」と「研究の言葉」のあいだに、本がある。

INSAI
Three Features

この本の3つの特徴

01

図鑑のような網羅性

技術・体力・栄養・心理・コーチング・観察を、独立した「項」として並列に扱う構成。気になった章から開ける編成です。

02

現場と研究の橋渡し

経験で語られてきたことと論文で説明できることを、同じ図と同じ語彙で並べ直し、判断材料として接続します。

03

答えのなさを楽しむ視点

結論を急ぐのではなく、わかっていないことの輪郭を正確に書く。読後に「考える材料が一段増える」ことを目指しています。

Table of Contents

目次プレビュー

Prologue
レスリングを「解剖」するということ
PART I
第1部レスリングという競技の〈身体的構造〉
― 何が、どれほど、求められるのか
01 レスリングの競技構造と試合特性 ― なぜレスリングは“きつい”のか 特別コラム+補論 収録 02 レスリングに求められる〈身体的条件〉とは何か ― 代謝と筋力から見た「強さの土台」 特別コラム 収録
PART II
第2部レスリングの強さを生む〈技と神経〉の科学
― 見えない差は、どこで生まれるのか
03 「崩し」はなぜ有効なのか ― ゲーム分析から見たタックル成功の条件 特別コラム 収録 04 強い選手は何を見て、どう判断しているのか 特別コラム 収録 05 神経は鍛えられるのか ― 伸張反射が示すレスリング選手の適応 特別コラム 収録
Epilogue
― 解剖の先に広がる世界 ―「答えのない競技」を思考し続けるために
あとがき ― 「問い」の先に広がるレスリング
著者経歴
SAMPLE · 試し読み

試し読み — 序章:レスリングを「解剖」するということ

4歳のとき、父と兄に連れられてレスリングを始めた。当時の記憶はほとんどない。レスリングとはどんな競技か?などはもちろん考えたこともなく、マットの上で取っ組み合う楽しさ、相手を倒す爽快感、遠征で日本各地を旅する喜びが大きかったのを覚えている。小・中学生の頃は体格にも恵まれ、全国大会で優勝や準優勝といった結果を残すことができた。しかし高校に入ると、その勢いは止まった。

長崎県出身という地理的な制約もあり、関東の強豪大学で練習できる機会は年に数回。限られた環境の中で、「考えながら戦う」ことの重要性を指導者から教えてもらった。自分の強みは何か。勝つ確率を少しでも高めるために、どんな選択をすべきか。泥臭く考え抜いた末に、大学2年時の全日本大学選手権で3位に入ることができた。その経験が、私をレスリングの研究へと向かわせた原点である。

レスリングという競技の過酷さと奥深さを、二人の言葉が端的に表している。

Once you’ve wrestled, everything else in life is easy.
「一度でもレスリングを経験したなら、人生における他のすべてのことは容易になる。」

── Dan Gable(ミュンヘン五輪 68kg級 金メダリスト)

「レスリングは重りをもった状態で400mインターバル走をやりながら、頭の中で10秒将棋やる感じや!」

── 太田拓弥(アトランタ五輪フリースタイル74kg級3位)

しかしその「強さ」を言葉で説明しようとすると、途端に難しくなる。レスリングは、タイムや距離のように単純な数値で測れる競技ではない。だからこそレスリング界では長年、その強さを「センス」や「根性」、「長年の勘」という言葉で片付けてきた面がある。

もちろん、現場で積み重ねられた経験知は何よりも尊い。しかしその感覚を「なぜ」と問い直し、次の世代に伝えられる言葉にしていかなければ、日本レスリングの強さは属人的なものにとどまってしまう。本書のスタンスは明確だ。レスリングという複雑な競技を、科学的な視点から「解剖」し、その構造を言葉にすること。科学ですべてを説明できると過信するのではなく、科学的知見を交えながら、現場の感覚を「言葉」と「論理」に変えていく。それが本書の試みである。

── 続きは本書(2026年9月発売予定)でお読みください ──

Endorsements

推薦のことば

― 競技の現場を知る方々から ―

最古の競技を新しく科学した内容です。先人から受け継がれた練習メニューの狙いや、強さの要因が紐解かれています。日本のレスリングはさらに強くなると思いました。

有元 伸悟
有元 伸悟
Wrestling Platform 代表 / Wrestling Platform
@wrestling_platform

レスリングに伸び悩んでいる人、深く理解したい人に読んでもらいたい1冊です。きっかけがきっとあるはずです!

山﨑 弥十朗
山﨑 弥十朗
総合格闘家 / TRIBE TOKYO MMA
@yajutore

※ 掲載にあたり、発売前の書籍を献本し、ご感想をいただきました。

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Specifications

書籍仕様

書籍『レスリングを探求する ― 科学と現場が導き出す「答えのない競技」の解剖図鑑』表紙
タイトル
レスリングを探求する
サブタイトル
科学と現場が導き出す「答えのない競技」の解剖図鑑
著者
伊藤奨(ITO SHO)
出版形態
Kindle 電子書籍(Amazon Kindle Direct Publishing)
発売予定
2026年9月
価格
未定(公式LINEで先行告知)
ページ数
リフロー型(端末サイズに応じて表示が変わるため固定なし)
紙書籍版
当面は電子書籍のみ/読者の要望に応じて検討予定
ASIN
発売後に告知
FOR · こんな方に

こんな方に読んでほしい

  • レスリングの指導者・選手の方
  • スポーツ科学を学ぶ学部生・大学院生
  • コーチング理論に関心のある方
  • 競技を「読み解く」楽しさを知りたい方
  • 答えのない問いに向き合うことが好きな方
Frequently Asked

よくあるご質問

いつ発売されますか?

2026年9月を予定しています。確定し次第、公式LINE・本サイトでご案内します。

どこで購入できますか?

Amazon Kindle ストアでの販売を予定しています。全国の書店店頭での販売はありません。発売後、本サイトから購入リンクをご案内します。

紙の本(ペーパーバック)は出ますか?

当面は Kindle 電子書籍のみでの販売です。読者の方からのご要望が一定数集まりましたら、Amazon KDP のペーパーバック(プリント・オン・デマンド)での提供も検討します。

Kindle Unlimited で読めますか?

対応については現在検討中です。確定後に公式LINE・本サイトでお知らせします。

どんな人に向けた本ですか?

レスリングの指導者・選手の方、スポーツ科学を学ぶ学生、コーチング理論に関心のある方など、競技を「読み解く」ことに関心のあるすべての方に向けた一冊です。

専門知識がなくても読めますか?

はい。各章の冒頭に概念整理と用語集を置き、前提知識のない方でも読み進められる構成にしています。研究者・実務者の方には章末の主要文献も参考になります。

著者へのお問い合わせはどこから?

公式LINEから著者宛にメッセージをお送りいただけます。内容により、返信に数日いただく場合があります。

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